オーキシン除草剤に対する抵抗性機構を明らかにしました(論文) - Iwakami Lab

昨年研究室に短期滞在した Pattarasuda Chayapakdeeさんの論文が、Journal of Agricultural and Food Chemistry に受理されました。

本研究では、イネ科雑草ヒエ属におけるオーキシン型除草剤キンクロラック抵抗性の原因となるP450酵素を解明しました。オーキシン型除草剤は、他の除草剤に対して抵抗性を獲得した雑草の防除にも有効であり、農業現場で重要な役割を担っています。一方で近年は抵抗性雑草の発生が増加しているものの、特に非作用点抵抗性(NTSR)の分子機構については不明な点が多く残されていました。

本研究の大部分は、Pattaさんが博士課程在籍中に、当時筑波大学の先生方のご協力のもとで実施しました。その後、筑波大学のKowit Hengphasatporn先生および重田育照先生のご協力により分子動力学解析を行い、本酵素がキンクロラックを代謝できる構造的なしくみについて明らかにしました。

また論文の最後には、近年利用が拡大している他のオーキシン型除草剤に対する抵抗性にも関与し得ることを示しました。

本研究では本研究室のSuさん(D1)がRNA-seq解析を担当し、研究の推進に貢献しました。

関係者の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jafc.6c02002

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